不動産売却時の不動産仲介業者選びについて!
お手持ちの不動産や資産を売却しようと思ったら、まずはどの不動産業者に依頼するべきかを考える所からはじめていかなければなりません。
だって、自分自身で買主を見つけてくるなんてとっても大変ですから!
もちろん、売却時の経過や売主としての責任を果たしながら、自分自身で探されても結構ですが、現実的ではありません!
さて、そこで一般的にはどのようにして、不動産仲介業者を選ぶべきでしょうか?
@売却物件の査定額が一番高かったところ
Aすぐ売れますと言う不動産業者
B依頼する不動産会社の規模や知名度
C地元の不動産会社
皆さんと接する営業マン自身のスキルもあるでしょう。
会社と営業マンの形態や方針もあるでしょう。
お手持ちの不動産を売却すると言うのは、重要なポイントです!
不動産売却の理由にもよります。
例えば・・・
換金目的
買い替え(住み替え)
相続対策
その他税金対策
資産組み換え
住宅ローン等の滞納や支払困難に伴う任意売却
これらの理由によって、売却(換金)時期まで許容度や売出金額と成約金額の許容度、売り急ぎ等の事情が異なってきます。
これらの背景に併せた不動産業者の選択をしていくことが大事です!
でも、何をどう選んでよいか判らないのも現実ですから、少しでも参考になるようなことを書いておきます。
より安心して不動産売買ができるように!不動産売買時の仲介業者選びの参考にして下さい。
売却時、売出前の査定価格!
査定価格とは、売却依頼不動産の周辺や同一地域にある同種の不動産の成約事例や売出事例を参考に売り出し時点の価格を決めることです。
この価格が高く出たからと言って「にんまり」していたらいけません。
まだ何も決まっていない、あくまでこれは参考売出価格だからです。
しかし、もしかしたらこの査定価格は、売主から不動産売却の依頼を受けるための価格かも知れません。
不動産業者は売買の仲介手数料が全てです。
この仲介手数料を得るには、不動産業者は売却依頼をとるのが一番なのです!
その前提で考えるとこのような価格設定になるのが分かります。
なぜなら、売主から依頼が取れれば、買主はどこの不動産業者が見つけてきても仲介手数料を取りとりはぐれることがないからです。
多少高めの査定価格設定で売却の依頼だけを取り付ける。
後は「なかなか売れません」と言って、価格を下げていく!
案内といって連れて来た「買い希望客」は、冷やかしばかり。
ろくに見もせず5分もしないうちにみんな帰ります。
そのたびに掃除したり片付けたりと売主は、大変なんですよ!
でも、こんなの中小の不動産業者だけの話じゃないのなんて思ってませんか?
大手不動産業者は看板があるからこんなことしない?
大手不動産業者は、予算管理や売り上げ管理が厳しく、自己の稼ぎ(業者がもらう仲介手数料)が多いから、大手なんですよ!まあ、仲介手数料の話に大手も中小も関係ありません。
「査定価格が高かった仲介を依頼した」と言うのははっきり言って根拠のない業者選びの勘違いです!
売却依頼時の業者選びの基準!
不動産売買で売主にとって良い不動産業者とは?何か・・・
●売主にとって、売却の目的によって、どの選択肢によってどのような価格になるかをきちんと説明してくれる。
●市場価格、査定価格の説明が客観的で理解できる。
●販売方法や販促活動が目に見えて分かりやすい。
●買主探索後の契約や引渡しに関してアドバイスしてくれる。
仕事である以上、仲介手数料は大事です。
でも、仲介手数料ありきでなく、不動産売買・物件売却のお手伝いの結果に仲介手数料があるという考えを持っている。
この原則が、不動産売買や売却相談時に出て来ない不動産業者は、よくよく検討すべきでしょう。
最低限、この程度しっかりとやってくれる不動産業者を選ぶべきでしょう!
最後まで、あなたの味方をし、あなたの立場を理解した上での調整を図ってくれる不動産業者に依頼するのが良いと思います。
不動産の売却の心配や悩みをご相談ください。
所有者・売主の立場を踏まえた売却案とプロとしての着眼点で、より多くの選択肢と提案を心掛けております。
後悔しない不動産売却等、借地権や底地等の売却についてもご相談いただけます。
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